第13回 医薬勉強会を実施しました。

2か月に1回、偶数月の土曜日午後に、当クリニックと連携を取っている訪問調剤薬局との勉強会を定期的に開催しています。新型コロナの影響で4月は延期していましたが、人数を10人以内として、感染対策を講じながら、620日に開催しました。ちなみに、昼食は、西原村で購入した「寿し駒」さんの押し寿司でした。

前座として、私が最近気になっている「医療の質の評価」「EBM」「4つの単語」を紹介してから、本題に入りました。

今回は、皮脂欠乏症がテーマで、南熊本調剤薬局の薬剤師さんに講義をしていただきました。特に高齢者では、冬の時期には、多くの患者さんで乾燥肌がみられ、皮脂欠乏性湿疹に至る方もおられます。真皮から神経線維が伸びて、表皮内に達すると痒みを感じやすくなる、痒みの悪循環(itch-scratch cycle)をよく理解することが出来ました。

保湿剤の種類に関しては、軟膏とクリームの使い分けや、泡状スプレー、ローションと言った選択も丁寧に考えていかなければいけないと、改めて勉強になった次第です。

日頃から一緒に診ている患者さんの情報交換を行う場でもあり、顔を突き合わせて話すことで、より一層患者さんの理解が深まることも確認できました。新型コロナの影響で情報共有に関しても、試行錯誤が続いています。信頼関係を構築しながら、本音のやり取りをしていく場として今後も継続していきます。

8月は夏休みなので、次回は、10月を予定しています。

松本武敏