4年に一度、今年はカタール

 私は、小学生のときにチームとして行うサッカーに興味を覚えました。そして中学、高校、大学とサッカー部に所属しました。サッカーを愛する人間にとっては、4年に一度のワールドカップは大きな楽しみです。今月、カタールで開催され、日本代表は初戦で11月23日にドイツと対戦します。

 1974年の第10回西ドイツ大会でトータルサッカーを掲げたヨハン・クライフ主将が率いるオランダ代表に夢中になりました。決勝ではオランダは西ドイツに敗れましたが、最も印象に残ったのは、西ドイツのゲルト・ミューラーが得点したシュートでした。夜中のテレビ中継だったので布団をかぶって観戦しました。1994年の第15回アメリカ大会のときに、コロラドスプリングスで「世界肺癌学会」が開かれていたので、学会後に、ロサンゼルスに移動して決勝トーナメントのアルゼンチン対ルーマニアを観戦しました。スタンドの後方観客席には、ドーピング事件で出場停止となっていたマラドーナがいました。ベストイレブンに選ばれたハジのいたルーマニアが3対2で勝利したことには興奮しました。2002年の日韓共同開催の決勝はブラジル対ドイツを横浜で観て、ドイツを応援していた私にとっては残念な結果でしたが、試合後にGKのオリバー・カーンがゴールポストに前で座り込んでいたことが懐かしく思い出されます。

 そんな私なので、今年、熊大医学部サッカー部の還暦祝い(4年に1回)に参加しました。ありがたいことに諸先輩方、同級生、そして後輩たちのおかげで実に楽しい時間を過ごしました。その時の集合写真をアップします。それぞれの分野で活躍する医師として、皆で顔を合わせることが出来たことに改めて感謝するとともに、サッカーを好きになってくれる方々が一人でも多く増えることを願っています。そして日本代表が、決勝リーグに進み、ベスト8に進んでくれることを祈っています。